今回紹介するプロジェクトは、hinoki LAB(ひのきラボ)という、日本生まれの新ブランドのブランディングです。

クライアントは、ひのきを使った様々な商品を開発、製造販売を行なっている岡山拠点のBMDという会社です。HI(NY) designにて以前働いてくれていたメキシコ人のデザイナーと、BMDの近藤さんが学生時代の親友ということで繋がり、インスタグラムで紹介している私たちの作品や、私のライフスタイル写真を気に入ってくださり、今回ご依頼していただくきっかけとなりました。

BMDは、30年以上もひのき葉の研究を続け、これまでたくさんの素晴らしいひのき商品を開発してきました。「森を守ろう」という思いから始まったというその活動は、間伐材のみを使用、そしてひのき本来が持つ自然の力に着眼し、森にも人にも優しいプロダクトを作り続けています。

何十もの商品が多くのファンに愛される中、今回私たちにご依頼いただくことになったのは、その中でも選りすぐった商品を、海外展開も視野に入れてワンランク上の新ブランドとして展開することになったからでした。

ブランディングを進める上で、まず最初に私たちはBMDブランドの整理整頓から始めました。前述の通りBMDには何十から何百もの商品があり、その中にはサブブランドもたくさんあったので、全体を把握することも含め、それらサブブランドと商品をできるだけ細かくオーガナイズしました。

それらをブランド・アーキテクチャ、つまり相関図のようなチャートに落とし込むことで、全体像が見え、同時に問題点と課題がはっきりとしました。そしてそれを元に、ブランドのゴールを定め、以下のブランド・プロポジション、つまりブランドの核となる部分を提案し、それに沿って実際のビジュアルを進めました。

ひのきの研究から広がった

心と体と自然にやさしいライフスタイル

HINOKI LAB(ヒノキラボ)

そして完成したのがこのロゴです。

hinoki LABのロゴ

ひのきのアイコンは、BMDが大切にする「人と自然の循環」を表現しています。

今回hinoki LABのメインの商品として進めたのが、ひのきのエッセンシャルオイル。シンプルで飽きのこない、タイムレスなデザインに仕上げました。

hinokiLABのエッセンシャルオイル

ブランディングのプロセスで、このロゴの使用方法を細かく記載したブランド・ガイドをお渡しし、以下のバスソルトはそのガイドを元に作られました。

hinokiLABのバスソルト

ちなみにこのバスソルト、ひのきの自然ないい香りがお風呂いっぱいに広がって本当にリラックスできる、私もお気に入りのソルトです。

hinokiLABのヒノキ商品

現在新宿伊勢丹にて取り扱われており、こらからアメリカでも販売が決定しています。これからの展開が非常に楽しみです。

今回のように、日本のブランドが海外で展開させる際のリブランディングをご依頼いただくことが多々あります。私たちはニューヨークを拠点として、海外のマーケットも日常的に肌に触れているため、的確なアドバイスをさせていただくことができます。日本のブランドをそのまま海外で展開させようとして失敗してしまうというケースは少なくなく、日本の素晴らしい商品やサービスをよく知っているだけに、そのような状況は話を聞いただけでも胸が痛みます。

ちなみに上の商品写真は私がいつもの具合でスタイリング&撮影を行なったのですが、その延長?として、個人的にhinoki LABロゴクッキーも作ってみました。Ikuには苦笑いされましたが…

hinokiLABのロゴクッキー

[Photos and styling by Hitomi Watanabe Deluca]