明るい校舎内(画像はプリスクールのHPより)

息子のプリスクール探しからオープンハウスまでを書いた前回の続きです。

願書はオンラインで提出。願書自体は非常にシンプルで、住所や電話番号など必要最低限な情報を記入するのみ。そしてそれ以外に必須だったのは、息子をよく知る人からのレター(推薦状)でした。私たち夫婦以外で一番良く息子を知っている人となれば、生後すぐからずっと見てもらっているシッターさん以上に当てはまる人はおらず、当然彼女にお願いしました。息子の性格や特徴はもちろん、彼女自身のシッターとしての経験や、私たち夫婦についても書いてくれました。このレターが、合否判断にどれほど関わっているのかはわかりません。

モンテッソーリの’お仕事’中。(画像はプリスクールのHPより)

願書を出した後は、受験というほどではありませんが、家族の面接があります。家族3人で参加ですが、息子と私たち夫婦は別で面接でした。面接については、知り合いの経験談や、ネットで読んだ体験談を読んだせいで、私は結構緊張して挑みました。例えばこのNYタイムズの記事では、「あなたのお子さんを単語1つで表現すると何ですか?理由とともに教えてください」という質問があったそうです。(ちなみにその筆者が「羨ましい」と思った回答は、’Curious’(=好奇心が強い)だったそう。)また、別のこの記事では、筆者が自分の娘について「私の娘はどこにでもいる普通の2歳児です」と話したところ、面接官である先生に「自分の子供のことを『普通』だなんて言う親御さんは初めてです」と言われてしまったそう。

クラスでの様子。(画像はプリスクールのHPより)

そんな調子でドキドキしながら挑んだ面接でしたが、蓋を開けてみると、そんなトリッキーな質問は一切なく、ただ世間話をするくらいの感覚のとてもカジュアルな面接で、息子についてもそのトーンで話すことができました。そういう会話の中からでてくる情報のほうがよっぽどリアルだと思うので、そういう学校側の方針なのかもしれません。そして話し上手なGiorgioがその場を引っぱり、最終的には好きなレストランの話で盛り上がったのでした。

息子の面接はというと、私たち夫婦の面接と同時に別室で行われていたので、何をしたのか、息子がどう振る舞っていたのかは全くわかりません。とは言ってもその頃まだ1歳半にも満たない頃で、まだ歩くことすらできなかったので、面接というよりは先生と遊んでいた感じだと思います。

自然光が入る明るい教室。(画像はプリスクールのHPより)

そして合格通知は届きました。ニューヨークのプリスクール受験戦争は激しいと聞いていた分、非常にあっけなく終わったプリスクール探しだったのでした。

翌年9月入学の募集でしたが、無理を言って特別に2月からの途中入学をさせてもらいました。この学校のその雰囲気や教育方針をあまりに気に入ってしまい、少しでも早く入れたいと思ったからです。この学校は1歳半から入れることができるので、学校側のタイミングとも合わせてその時期となりました。そして来月から2年目が始まります。

知り合いの話によると、このプリスクールの今年9月からの入学に関してはウェイティングリストにたくさんのファミリーが登録しているとのことなので、本当にラッキーだったのだと思います。

またプリスクールの様子についてや、取り入れられているモンテッソーリ教育についても紹介できればと思っています。

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