以前、若いデザイナーの方に、仕事をするときに使っている道具を教えて欲しい、と聞かれたことがありました。こだわりの道具などは特になく、デザインするための道具といえば99%がコンピュータ、つまりMacなので、人に教えるほどのものは使ってないと話したのですが、デザインに直接関わりのある道具だけでなく、仕事をする環境で使っているものを教えて欲しいとのことでした。そこで、身の回りを見渡してみることに。
Mac
前述のように、クリエイティブなものを生み出すための道具の99パーセントがMacです。デザイナーにディレクションを出すときだけでなく、自らデザイン作業をするときもそうです。以前は紙とペンでスケッチをしていましたが、最近はスケッチ自体も画面上ですることが多くなりました。頭に浮かぶアイデアをより効率よく忠実に描くことができるからです。
オフィスではiMac、家などオフィス以外で仕事をするときはMacBook Proを使っていますが、フルに作業するときにはデュアルディスプレイ、つまりモニターを1つ追加して、2つのモニターを同時に使っています。メインのモニターではデザイン作業を、そしてもう1つのモニターはメールや資料の表示、またはウェブでの情報収集などに使うことで、アプリケーションをいちいち切り替えずに仕事ができ、倍以上に効率が上がります。
また、会社のデータはすべてクラウドサーバーで管理しているので、データは持ち歩きません。
Wacom
もちろん、Wacomのペンタブレットは必需品。これなしではお話になりません。持ち運びに便利なコンパクトサイズを使っています。
Sonos
家でもオフィスでも、音楽はSonosでかけています。もっぱら聴いているのは、大好きなクラシックラジオ局WQXR。TuneInを介して聴くことができます。
コーヒー
No Coffee No Design。コーヒーなしで果たして仕事などできるのでしょうか?飲み過ぎに気をつけます…
お水
普段、あまり喉が乾かないので気をつけないと十分な水分が取れません。なので健康のためにマイボトルを持ち歩いて気をつけて飲むようにしています。使っているのはCAMELBAKの1リットルボトル。
Apple Watchの「アクティビティ」
Apple Watchに標準で装備されている活動量計測アプリの「アクティビティ」。この機能の1つの、1時間に1回1分以上立って動くことを促す「スタンド」が、重宝しています。デザイン作業をしていると、没頭して何時間も座ったまま、ということが日常的。健康に害を与える座りっぱなしを防止する役割を大きく果たしてくれています。
[Photos and styling by Hitomi Watanabe Deluca]