クリスマス休みを利用して、カリブ海のアンティグアに家族で行ってきました。去年は忙しく、ちゃんとした家族でのバケーションができていなかったので、今回の旅行は、感謝とお詫びの気持ちを込めた、私から家族へのクリスマスプレゼントでした。

以前紹介した「ニューヨーカーの楽園 カリブ海おすすめの美しい島10選」の中から、未訪問の島を選んで行こうと思っていたのですが、息子がまだ小さいので直行便で行ける島に限定し、その中から条件に合うリゾートを探していくと、最終的に決まったのがアンティグアでした。でもアンティグアも非常に素敵な島だったので、前述のリストに追加しようと思っています。(追加しました)

リゾートといえば以前、「メキシコ・カンクンの絶対おすすめ極上リゾート」を紹介しました。敷地内完結型で、一歩と出ることなく楽しめるリゾートの良さに初めて気づきましたが、今回はレンタカーを借りて島内を大散策。美味しいレストランを見つけたり、美しいビーチを探したり、現地の人と触れ合ったり…やはりこういうバケーションのほうが性に合っているなと思ったのでした。

見つけた素敵なスポットや、アンティグアの楽しみ方を共有したいと思います。まずは行く前に知っておくべき基本情報から。

呼び方

アメリカでも多くの人が「アンティグゥア」と呼びますが、現地での正確な発音は「アンティーガ」です。

国情報

国の正確な名称は「Antigua and Barbuda アンティグア・バーブーダ」。隣にあるバーブーダ島と合わせて1つの国家です。イギリスの植民地だったので、イギリス文化が色強く残っています。島の大きさは、東京で言うと23区全体の半分弱くらい、ニューヨークで言うとブルックリンくらいのサイズです。

アンティグアへの行き方

ニューヨークから直行便(アメリカン、ユナイテッド、デルタ、ジェットブルー)で4時間強と、非常に便が良いです。

入国審査・ビザ

日本人は、観光を目的とした6ヶ月以内の滞在で、帰りの航空券があれば、事前のビザ申請は不要です。

通貨

Eastern Caribbean dollar(東カリブ・ドル)、略してEC$がメインの通貨ですが、ほぼどこでもアメリカドルが使用できます。ややこしいのが、同じ$マークを使用しているため、レストランのメニューやショップなどで表記されている値段が、東カリブドルなのかアメリカドルなのかわかりません。注意書きがある場合もありますが、そうでない場合は店員さんに聞くのが賢明です。なお、後ほどレンタカーについて触れますが、ガソリンスタンドだけは東カリブドルの現金でしか支払えないので、注意が必要です。

言語

公用語は英語。英語さえ喋ることができればどこに行ってもコミュニケーションに困ることはまずありません。

気候・シーズン

一年中温暖で、平均気温が25°Cから29°C。カリブ海諸島の中で最も晴れの多い島と言われており、特に雨の少ない12月〜4月がハイシーズン、そしてハリケーンの恐れがある5月〜11月がオフシーズンです。オフシーズンになると航空券やホテルが割安になりますが、オフシーズン中に閉めるレストランなどもあるので注意が必要です。

ビーチ

アンティグアには、365のビーチがあると言われています。1年間毎日違うビーチに行けるわけです。

島の雰囲気

他の多くのカリブ諸島同様、決して裕福な国ではありませんが、現地の人たちは本当に明るくてフレンドリー。島全体がリラックスしており、高級リゾートや人気レンストランなどでも、気取った雰囲気は一度も感じませんでした。

アンティグアを十分に楽しむために:レンタカー

前述の通り、リゾートでまったり完結するのも良いですが、アンティグアの良さを十分に楽しむにはレンタカーは必須です。島は端から端まで車で約40分。観光地もレストランもビーチも点在しており、その都度タクシーを利用することも可能ですが、やはりレンタカーが一番便利です。

海外で車を借りる際は、安心なのでHertzやAvisを選ぶことがほとんどですが、今回は、レビューの評価がすこぶる高かった現地レンタカーDrive-a-Maticを選んでみたところ、大正解。非常にフレンドリーで手際の良いスタッフばかりで、車もとても快適でした。

アンティグアではアンティグア免許証が必要となりますが、その場で$20で作成してくれます。その際、アメリカの免許証があれば他に用意しておくものはありませんが、日本の免許証の場合、現地スタッフが文字を読むことができないため、前もって国際免許証を作成しておく必要があります。

イギリスの影響で、道路は日本と同じ左側通行。制限速度はほとんどが20mph(約32km/h)とゆっくりで、信号が少ない代わりにスピードバンプが至る所にあります。また運転中には馬やロバ、犬、マングースなどに遭遇したり、道路の状態が悪く窪みも多くあったので、注意が必要です。

後編では、おすすめのレストランやビーチなど、おすすめの22のスポットを紹介します。