今年の夏は、1ヶ月間拠点をミラノに移しました。そしてその滞在中に、週末を利用して小旅行に出かけました。それぞれの感想とともに紹介します。
1 Bergamo ベルガモ
ミラノから電車で約50分、車で約50分
ミラノから1時間以内で行ける、中世の街並みが残った美しい街ベルガモ。丘の上の城壁に囲まれた地区チッタ・アルタは、どこを歩いても絵になる、絶対オススメの街です。食事の際には、この辺りの郷土料理であるCasoncelliという詰め物パスタをぜひ。
2 Lago di Como コモ湖
(コモの町まで)ミラノから電車で約30分、車で約1時間
ミラネーゼのみならず欧米人に大人気の避暑地であるコモ湖。高級リゾートが立ち並びます。大きな湖なので私も一部の町しか回れませんでしたが、中でもベッラージョがいい雰囲気でした。
3 Monza モンザ(モンツァ)
ミラノから電車で約10分、車で約30分
F1サーキットがあることで有名らしいモンザですが、私たちが向かったのはVilla Reale(王宮)。ここで現在「Da Monet a Bacon(モネからベーコンまで)」というアートエキシビションをしていたので訪れたのですが、とてもいい展覧会でした。普段から展覧会には力を入れているようなので、チェックしてみることをおすすめします。
4 Lago di Garda ガルダ湖
(シルミオーネの町まで)ミラノから電車で約1時間半、車で約1時間半
コモ湖ほどの知名度はないものの、だからこそコモ湖よりもゆっくりと過ごせるのがガルダ湖。ガルダ湖も広いので湖畔沿いにたくさんの町がありますが、今回私たちが滞在したのは、トッリ・デル・ベナコという小さいながらもチャーミングな町でした。シルミオーネも美しいと聞きましたが、残念ながら交通規制でたどり着けず。
5 Brescia ブレシア
ミラノから電車で約30分、車で約1時間10分
ロンバルディア州でミラノの次に人口の多い工業都市、ブレシア。綺麗な街並みがあるわけでもなく、特別な見所があるわけでもないため、観光客が非常に少ないですが、だからこそリアルなイタリアを見れた感じがして印象に残りました。
6 Pavia パヴィア
(パヴィア修道院まで)ミラノから電車で約50分、車で約45分
ミラノの南にあるパヴィアの見所は市街ではなく、郊外の田園地帯にあるパヴィア修道院。正面の大理石の繊細な装飾が美しいこの修道院は、ロンバルディア・ゴシック建築の代表作と言われています。現在も実際に修道院として機能しており、荘厳で静かな時間が流れています。
7 Torino トリノ
ミラノから電車で約50分、車で約1時間50分
ピエモンテ州最大の街、トリノ。工業都市のイメージでしたが、壮麗な街並みがとても美しく、歴史や伝統を強く感じられる街でした。見所も多く、中でもダ・ヴィンチの自画像があるBiblioteca Realeや、郊外にあるヴェナリア宮殿などが印象的でした。イタリアでのカフェ文化の発祥地でもあるトリノには、何百年と続く老舗カフェがたくさんあり、美しいカフェ巡りも楽しめました。
8 フィレンツェ
ミラノから電車で約1時間40分、車で約4時間
説明の必要がないイタリアの観光都市フィレンツェ。ミラノからは遠いと思っていましたが、イタリアの’新幹線’フレッチャロッサを使えばたったの1時間40分で行くことができます。今回はフィレンツェ郊外のフィエーゾレにある友人宅を訪れました。フィレンツェの街を一望できるのが最大のポイントですが、実はフィレンツェより歴史が古く、また違った趣のあるかわいらしい町です。
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[Photos by Hitomi Watanabe Deluca]