この度、2023年10月20日(金)に文化出版局さんからレシピ本を出版させていただくことになりました。

タイトルは『デルーカ家のパイ』。

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このブログHI(NY)LIFEでは、2017年から5年間、デザインやブランディングについての記事を中心に、ニューヨークでの暮らしについてや、趣味の料理やお菓子作りもレシピとともに発信してきました。

そのレシピの中でも多く紹介してきたのが、アメリカンパイ。「アメリカンパイ生地の黄金比ができるまでのプロセスとレシピ」をはじめに、これまで複数のレシピをアップし、パイのデザインの作り方道具についても紹介してきました。

それが今回、本という形で1冊にまとめていただく機会に恵まれました。

もちろん私はお菓子作りのプロではないので最初はかなり迷いましたが、出版社の方々のサポートのおかげで、なんとか仕上げることができました。

週末しか作業をする時間が取れず、パイを焼いてはスタイリングして撮影をし、写真を加工して、レシピや説明文を執筆し、ページをデザインして・・・という週末が1年間も続きました。膨大な作業量に心が折れそうになったことも数知れず。

焼き菓子が大好きな夫、Giorgioのために基礎ゼロの私がお菓子を焼き始めて10年。その後生まれた息子も負けないくらいお菓子好きで、焼くたびに2人が本当にうれしそうに食べてくれるのが、何より幸せです。どこかのどなたかが、同じようにうれしそうに食べてくれることを願っています。

本について紹介します。

レシピについて

本ブログで、生地やパイレシピをいくつか紹介してきましたが、その後常に改良を重ねていて、本書ではその最新版を掲載しています。また、日本のお菓子作り環境を考慮したり、日本在住の方が手に入りやすい代替材料や道具なども記載しています。

季節について

フルーツパイは果物そのものがおいしいとパイもおいしく仕上がります。旬の果物を使うように心がけているので、季節によって作るパイも違い、本書では四季別にレシピを紹介しています。

パイの食感について

パイというと層になったパリパリの食感をイメージする方も多いと思いますが、本書で紹介するパイはあくまでアメリカンパイ。サクッ、ホロッとした食感が特徴です。その決め手はショートニング。私はトランス脂肪酸フリーのものを使っています。

サイズについて

標準的なアメリカンパイは9インチ(約23cm)ですが、3人家族の我が家で作るのはもっぱら6.5インチ(約16cm)。本書のレシピもこの分量になっています。

パイのデザインについて

本ブログでも「パイのデザインの作り方」を紹介しましたが、本書では新しいデザインも追加し、写真付きでより詳しく説明しています。デザインは、クッキー型やナイフ(またはペイストリーカッター)を使用して形作ります。クッキー型はAteco社のセットを3種類使用していますが、本書の出版にあたって、お菓子作りの輸入道具店 NUT2decoさんが、この3種類とも取り扱っていただけることになりました。

What Happens in…

各季節の最後に、その季節の我が家の日常を写真とともに紹介しています。箸休め的な感じで楽しんでもらえたらと思います。

 

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