私たちは実に様々なクライアントさんからブランディングのご依頼をいただきます。個人のお客様から大企業まで、ファッションや建築などのクリエイティブ系から、自治体やNPO、時には弁護士や医者など一見デザインとはあまり縁がなさそうな職種まで、規模もジャンルも多様です。

内容が明確に決まっていてご依頼いただくこともあれば、以下のようなご相談もあります:

・新しいビジネスを始めたいのだけど、まず何をすれば良いかわからない
・商品の売り上げに伸び悩んでいる
・たくさんある競合他社と差をつけたい
・街を活性化させたい
・海外での認知度を高めたい

このように、かなり漠然とした内容でいらっしゃる方も少なくありません。そして、私たちはそういう方々ももちろん大歓迎しています。なぜなら、私たちは「デザイン」という手段で、お客様の抱える問題を解決することを最大のゴールとしているからです。お客様の現状を聞き、問題と課題を明確にし、それを解決や達成するためには何が必要なのかを一緒に考えます。

日本のお客様で、「ブランディングをしてほしい」とご依頼される方はまだあまり多くありません。やはりブランディングそのものの認知度が低いからだと思います。実際にお話を伺っていく上で、まさに必要なのはブランディングだというケースも少なくなく、漠然とした悩みから少しずつ遡っていくことでクリアな最終地点とそこに行き着くためのプロセスが見えてきます。

ブランディングは、その商品やサービスがもつ「良さ」を正しく伝えること。クライアントさまの思いや伝えたいメッセージも含め、その「良さ」を見つけ理解するために、じっくりとヒアリングをします。

ヒアリングが一通り済むと、まずはリサーチから開始します。市場の傾向や動向、競合調査、ターゲット層、様々な視点からのブランド(商品やサービスなど)の特性などを整理し、そこに私たちの経験とノウハウを交えて戦略を練ります。そしてブランドが目指すべき北極星を定め、それを元にビジュアルに落とし込みます。

また私たちは、よりパーソナルできめ細やかなブランド作りをするために、複数のプロジェクトを同時進行せず、1ヶ月に1つのブランディングに専念し、短期間でブランドを形にしています。

簡単ですが、これがブランディングの主な流れです。

ブランディングの流れ

そしてブランディングの完成後も、そのブランド価値を維持させるためのシステムを作ってクライアントさまとシェアをし、ずっと愛されるブランドに成長させるサポートをしています。