以前にも書きましたが、我が家はニューヨークの元ウェアハウスを改装したロフトで、ミニマルスタイルのインテリアにしています。そのせいか「ものが少ない」と思われがちですが、実際はその逆、我が家には物が溢れかえっています。私自身は整理整頓が大好きなので、いらなくなったものは迷わずすぐに捨ててしまうのですが、一方Giorgioは何でも取っておくのが癖で(おかげで助かったこともたくさんありますが)、私がよっぽど強く促さないと、なかなかものを捨ててくれません。

それでも、家の中を常に美しく、暮らしやすくしたいと思う気持ちはお互い負けないくらい強いので、そのたくさんのものをいかに上手く収納するかが私たちにとって大事な課題です。物を全て収納スペースにいれてしまうと、部屋が殺風景になってしまいますし、効率的でもありません。

そこで私たちは、実際に普段使うものを美しく配置することによって、収納問題を解決しつつも、ミニマルなインテリアを維持しています。今日はそのポイントを12点紹介したいと思います。前半では、キッチン周りやデスク、お風呂場でのちょっとしたコツを紹介します。

1 調味料

たくさんの調味料全部を出してしまうと収拾がつきませんが、一番よく使う調味料2、3種類だけは出しておくと便利。塩は小皿に入れて並べています。

2 キッチンツール

キッチンツールは使用頻度も数も多いので、引き出しに入れず全て出しています。色味や形の違う壷や花瓶を使うことで、あえて雑多な感じにし、調理場らしい雰囲気にしています。

3 まな板

我が家では、食材によってまな板を使い分けているのでどうしても数が多いのですが、木材のもので揃えることでまとまりを作っています。

4 おたまじゃくし

フック状になっているおたまじゃくしなどは、キッチンカウンターにかけています。これも調理場らしい雰囲気がぐっと出ます。

5 デスク周りの文房具

デスク周りには形状の違う細々したものがたくさんありますが、これらをきちんと並べるだけで全く違う雰囲気に。

6 バスタオル

結構場所を取るバスタオルも、同じものに揃えてきれいに畳んで積めば、美しく収納できます。

後半では、本を中心に、帽子やマフラー、傘などの玄関まわりの見せる収納について紹介しています。

[Photos and styling by Hitomi Watanabe Deluca]