赤ちゃん連れの旅行というのは本当に大変。想像しただけで旅行そのものをやめてしまいたくなるくらい大変ですが、でもきちんと入念な計画を立てておけば、赤ちゃん連れでもちゃんと楽しめます。私たちも息子が生まれてから何度か旅行しましたが、月齢毎にプランニングも荷物も変わってくるので、その度にインターネットで経験談などを参考に計画を立てました。役に立つ情報もたくさん得られてとても助かったので、私も自分の経験を記録しておくことにします。

息子が1歳半までにした大きな旅行は以下のとおり(飛行機で移動した旅行のみに限定。出発地点は全てニューヨーク。):

  • マイアミ 月齢6ヶ月 フライト片道3時間
  • 日本 月齢9ヶ月 フライト片道13時間
  • ヨーロッパ(スイス&フランス) 月齢12ヶ月 フライト片道7時間
  • バンコク 月齢1歳3ヶ月 フライト片道13時間+6時間

それぞれの旅行の際の荷物のリストとともに紹介します。

ニューヨーク→マイアミ
月齢6ヶ月
フライト3時間
機内持ち込み
  • ベビーキャリア/抱っこ紐
  • 授乳ケープ
  • オムツ、おしりふき、 おむつ替えマット
  • ジップロック
  • おくるみブランケット(機内床に敷いて遊ぶ用)
  • 着替え
  • バープクロス/タオル
  • おもちゃ
  • おしゃぶり
  • 赤ちゃん用タイレノール(解熱鎮痛剤)
  • 帽子(機内防寒用)
預け入れ荷物
  • スリーパー
  • トッポンチーノ
  • 着替え
  • パジャマ
  • ベビーオートミール(朝食用)
  • スプーン
  • 食事用前掛け
  • 日焼け止め
  • サンハット
  • 水着
  • トラベルクリブ
  • (残りのオムツとおしりふきは現地購入)
ゲートで預け入れ
  • ベビーカー
  • チャイルドシート

それまでに車などで小旅行はしていましたが、飛行機での旅行はこれが初めて。アメリカ国内線は、2歳までは、膝の上に乗せるのであればチケットの購入は必要ありませんが、事前に航空会社に知らせる必要があります。デルタ航空は、膝に乗せる場合も席を購入する場合も、現在はまだオンラインではできず電話のみの対応となっていますが、JetBlueやUnitedは全てオンラインで登録や購入が可能です。

また、隣の席に人が来ないよう、前もってブロックをかけてもらうこともできます。満席の場合はもちろん無理ですが、そうでない場合は空けておいてくれます。私たちもこのマイアミ旅行では、2人分の席しか購入していませんでしたが、隣をブロックしてもらっていたので、広々と3人分を使うことができました。

初めての飛行機とはいえ、3時間という短いフライトだったので不安要素はそれほどありませんでしたが、1点だけ想定外だったことは、機内におむつ替え台がなかったこと。幸い、この時はフライト中におむつを変えずに済みましたが、アメリカ国内線の機種にはおむつ替え台のないものがまだ結構あるそうです。全機種に必ず設置されているのはJetBlueとVirgin Americaの2社とのこと。

ベビーカー
ベビーカーは、無料で預け入れてくれます。アメリカの空港は、日本の空港のようにベビーカーの貸し出しがないので、カウンターでは預けずにそのままゲートまで行き、搭乗する際にゲートで預けます。そして、降りるときには飛行機の降り口まで持って来てくれます。預ける際は、そのままだとものすごく汚れて戻ってくるらしいので、このカバーを使いました。(実際、カバーはかなり汚れてました。)なお保安検査場では、赤ちゃんをベビーカーから降ろして抱っこし、ベビーカーは畳んで荷物と同様に手荷物検査機を通さなければいけず、結構大変です。抱っこ紐の場合、検査官によってはそのまま金属探知機をくぐらせてくれることもありますが、基本的には抱っこ紐も外さなければいけません。

チャイルドシート
旅行先で車をレンタルする予定だったので、チャイルドシートを持って行きました。車と一緒にチャイルドシートもレンタルできますが、経験談を読むと、すごく汚かったり、安全性の低いものだったりすることがあるとのことで、自分のものを持って行くべきという意見が多かったです。ベビーカーに取り付けられるタイプのものだったので、空港内は息子をベビーカーに取り付けたチャイルドシートに乗せ、ベビーカーと一緒にゲートでチャイルドシートも預けました。そしてチャイルドシートには専用のこのカバーを使いました。

ちなみにアメリカでは車でのチャイルドシートの規制がとても厳しいです。日本に帰国した際、日本での規制の緩さに少し面食らいました。アメリカは州によってルールに微差がありますが、まず自家用車で子供がチャイルドシートに座らずに乗車している人は見たことも聞いたこともありません。タクシーに関しては、ニューヨーク州はチャイルドシートの義務付けがありませんが、マイアミがあるフロリダでは、タクシーも例外ではないので、チャイルドシートを持っていない家族は乗車を断られていました。

赤ちゃんを出産する際も、退院時にチャイルドシートを持ってきていない家族は、家に帰らせてくれないなど、徹底しています。

宿泊先
この旅行を含め、息子が生まれてからの旅行はホテルではなく全てAirbnbを使用しています。キッチンがあると何かと便利ですし、私たちは息子と別の部屋で普段寝ているので、旅行先でもワンベッドルームが必要となり、ホテルではなかなか難しいためです。小さい子供連れ家族専用版Airbnbとも言われるKid&Coeも便利だそうですが、私は利用したことがありません。

トラベルバシネット
宿泊先にはベビーベッドがなかったため、当時自宅でも使用していたphil&tedsの旅行用折りたたみバシネットを持って行きました(現在は新しいモデルが出ているようです)。家でも、旅行先でもかなり使用し、とても役に立ったアイテムの1つです。

トッポンチーノ
トッポンチーノとは、モンテッソーリ教育で推奨されている、赤ちゃん用の敷布団のようなもののことを言います。トッポンチーノ自体、本当に素晴らしいアイテムなので、また別の機会に詳しく紹介できればと思っています。息子はこのお布団でいつも寝ていたので、環境の違う旅行先でも安心して寝られるよう、持って行きました。

気圧変化による耳詰まり
この頃はまだ授乳中だったので、離着陸時は授乳で気圧変化による耳詰まりを回避。

日本
月齢9ヶ月
フライト13時間
機内持ち込み
  • チャイルドシート
  • ベビーカー
  • ベビーキャリア/抱っこ紐
  • 空の哺乳瓶
  • 粉ミルク(小分けパック)
  • オムツ、おしりふき、 おむつ替えマット
  • ジップロック
  • おくるみブランケット(機内床に敷いて遊ぶ用)
  • 着替え
  • 離乳食
  • スプーン
  • 食事用前掛け
  • ペーパータオル
  • バープクロス/タオル
  • おもちゃ
  • 赤ちゃん用タイレノール(解熱鎮痛剤)
  • パスポート
  • 帽子(機内防寒用)
預け入れ荷物
  • スリーパー
  • トッポンチーノ
  • 着替え
  • パジャマ
  • 粉ミルク
  • シッピーカップ
  • 離乳食コンテナ
  • (オムツなどは日本で購入)
  • (ベビーベッドなどのグッズは実家にあり)

日本への帰国は、13時間というロングフライト、かつ私1人だったので、本当に不安でした。どのようにすれば、私も息子もいかにストレスフリーに、かつ周りに迷惑をかけずに13時間乗り切れるか、試行錯誤しました。

結果的には、行きのフライトではあまり寝てくれず、ママぐったり。帰りはたっぷり寝てくれて、ママゆっくり。でした。ほとんど泣きはしなかったので、それだけでも助かりました。一旦着いてしまえば、実家なのであとは問題ありません。

座席位置
赤ちゃん連れの場合、機内のどの席が最適か。これはたくさんの人がそれぞれ違った意見を持っているようで、大体この3つに別れます:最前列のバルクヘッド席、後部座席、そしてエンジン近くの席。バルクヘッド席は、足元のスペースが広いので、床で遊ぶことができ、前に人がいないので迷惑がかからないということ、そして必要であれば機内バシネットを利用できるというメリットがあります。逆にデメリットは、離着陸時に荷物を頭上棚に入れておかなければならないことと、肘掛けが固定式で、座席幅がやや狭いということ。後部座席を好む人は、空席が多い可能性が高いのでそのスペースを利用できて、その場合周りにも迷惑がかかりにくいことがメリット。もちろん満席だとそういうわけにはいきません。そしてエンジン近くがいいというのは、飛行機のエンジン音がホワイトノイズ(=胎内音)に近いからだそうで、赤ちゃんが眠りやすい環境なのだそうです。

私個人的には、やはりバルクヘッド席が一番安心です。広いスペースにブランケットを敷いて、おもちゃを出して一緒に床に座って遊びます。(日本の航空会社では、床に座らせてくれなかったという経験談も聞いたことがありますが。)確かに、離着陸時に荷物を頭上棚に入れておかなければならないのは大変ですが、手に持っておけるくらいの小さなバッグなら問題ないので、離着陸30分程度の間必要なもの、ちょっとしたおもちゃやおやつを予めまとめておいて、席に着く時にそのバッグだけを取り出しておけば大丈夫です。

チャイルドシート
この日本へのフライトでは、チャイルドシートを機内持ち込みしました。日本ではあまり見かけたことがありませんが、アメリカではチャイルドシートを持ち込んで座席に設置することは、一般的です。何より一番安全だということがあり、航空会社側もチャイルドシートの持ち込みを推奨しています。(規格内のものに限りますが、よほど古い型とかでない限りは規格内だそう。)私はこの時Maxi-Cosi Infant Car seatを使用しており、席幅の狭いバルクヘッド席にきちんとはまるか心配しましたが、問題ありませんでした。息子も普段車内のチャイルドシートで眠ることに慣れていたので、機内でも同じ要領で寝てくれましたし、しっかり固定されているので睡眠中も安全で、その間私はゆっくり自分のことができて楽でした。なお、機内で借りられるバシネットも便利ですが、問題はシートベルトサインが点灯した際に、たとえ赤ちゃんが寝ていてもわざわざ起こして抱っこしなければいけないということ。その点、チャイルドシートではその必要がないのも嬉しいです。

チャイルドシートを使う場合は、当然席を購入しなければなりません。便によって幼児割引率が違ってくるそうですが、大体大人料金の1割引程度が相場とのこと。

機内バシネット
前述の通り、チャイルドシート持参をしたのでバシネットは利用しませんでした。なお経験談によると、事前予約はできず、搭乗ゲートでリクエストするとのことで、アメリカの航空会社では壊れていて使用不可の場合が少なくないらしいです。

ベビーカー
この日本旅行に合わせて新しいベビーカーを買いました。アメリカでいうアンブレラ型、日本でいうB型の、コンパクトで軽いベビーカーです。この頃、「飛行機内持ち込み可能ベビーカー」としてアメリカ国内で売られていたベビーカーが、BabyzenのYoyoMountain BuggyのNanoの2種でした。そして、前述の通りチャイルドシートを持っていくことになっていたので、チャイルドシートと合わせて使えるものが必須であり、必然的にMountain Buggy Nanoを選びました。(BabyzenのYoyoも、2016年に新しく出たモデルは追加のアダプタを使うことでチャイルドシートが設置可能となりました。)よってこの旅行では、ベビーカーも機内に持ち込むことができたので、預ける手間が省けて楽でした。なお、日本の国内線では持ち込みはできなかったので、航空会社によって決まりが違うようです。

持参の離乳食と機内離乳食
このとき利用したデルタ航空では、事前にオンラインで離乳食をリクエストできましたが、念のため持参もしました。出てきたのはGerberの瓶入り離乳食とアップルソース、そしてミルクだったと思います。

 

ヨーロッパとバンコク旅行はその2にて。

[Photo and styling by Hitomi Watanabe Deluca]