これまでに、アップルパイやブルーベリーパイなどのレシピや、パイのデザインの作り方などについて紹介してきましたが、パイを作る上で使用している道具も教えてほしいというご要望があったので、それぞれの投稿内ですでに紹介したものもあわせて、今日はパイ作りに欠かせない道具をまとめて紹介します。

フードプロセッサー

アメリカンパイ生地の黄金比ができるまでのプロセスとレシピ」でも紹介しましたが、パイの生地はフードプロセッサーで作っています。使用しているのは、サイズや色は違いますがCuisinartのこのタイプのもの (Amazon) で、パートブリゼの生地を作る際にも使用しています。

めん棒

生地を引き伸ばすめん棒は、主に以下の3つに分けられますが

・Straight pins (Dowel pins) 棒全体の太さが同じの円柱状のめん棒
・Tapered pins (French pins) 棒の両端が細くなっているめん棒
・With handles (American pins/Baker’s pins/Traditional pins/Classic pins) ハンドルがついた、アメリカでは最も一般的なめん棒

私が使用しているのは2番目のTaperedタイプのもの。

生地を伸ばすときに生地の厚みや柔らかさなどが一番手に伝わりやすく、よりコントロールが安定するからです。

クッキー型

パイの上生地でデザインを施す際には、「パイのデザインの作り方」でも紹介したAtecoのGeometric Cutters (Amazon) を使うことが多く、このクッキー型を色々組み合わせることで様々なデザインを作っています。他にも、同じくAtecoのAspic Cutters (Amazon) なども使用しています。

ペイストリーカッター・ペイストリーホイール

生地を直線に切る際には、ペイストリーカッターを使っています。クッキー型と同様、Atecoのもの (Amazon) を。

X-ACTOナイフ

パイのデザイン作成には、上記のクッキー型やペイストリーカッターを使うのがほとんどですが、より細かくカットする際には、アートナイフの定番エグザクトナイフ (Amazon) を使用しています。昔デザイナーとして会社勤めしていた頃に、プレゼンの準備を急いでいてエグザクトナイフで指をざっくり切ってしまったことがあり、今もなおトラウマ気味ですが・・・。そういえばその頃のデザイナーにはエグザクトナイフは必需品でしたが、最近は使ったことがないデザイナーがほとんどなのかもしれません。

パイプレート

「材質別パイ皿4種でアップルパイを焼き比べてみた」で焼き比べた結果、今現在最もよく使っているのがForward Potteryのセラミックパイプレート。縁が平らになっているセラミックのパイプレートも探し中です。

ペイストリーブラシ

仕上げに卵を塗るときに使っているのは、ル・クルーゼのシリコンブラシ (Amazon)。

パイクラストシールド(プロテクター)

焼き上げる際、どうしても縁は焦げやすいので、焼けすぎているときには途中からシールドをつけています。ほとんどのシールドは、アメリカンパイ標準サイズの10インチ前後なのに対して、このシリコンのもの (Amazon) はサイズ調整可能なので選びました。

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