以前は日常と何ら変わりはなかったハロウィン。子供ができるとそういうわけにもいきません。まだ3週間も先ですが、そろそろコスチュームを考えないと、後ほど焦りだすくらいの時期になってきました。
今年は新型コロナウイルスの影響を受け、NY名物であり毎年5万人以上が参加するヴィレッジ・ハロウィン・パレードの中止が決定するなど、多くのイベントがキャンセルになっています。ダウンタウンに住む子供たちが毎年楽しみにしている、ワシントンスクエアパークで行われる子供のためのパレードも今年はバーチャルで行われるそう。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、ハロウィンを安全に楽しむためのガイドラインを発表しており、当然のことながら、子どもたちが各家庭をまわるトリック・オア・トリートは、感染リスクの高いアクティビティとして挙げられています。
とはいえ子供たちにとっては一大イベントのハロウィン。コロナによって我慢や不自由な生活を強いられている子供たちに可能な限りハロウィンを楽しませてあげたいと思うのは親心です。
さて、これまでの息子のコスチュームをインスタグラムなどにアップしましたが、使用したアイテムについてや購入先などを聞かれることがあるので、今日は過去3年のコスチュームについての詳細と、今年の予定について書こうと思います。
ちなみに工作等は好きなのでできれば手作りしたいところですが、時間に余裕がないため過去3年ともに、出来合いのものを組み合わせているだけです。それでもオリジナリティは出せるように工夫しています。
シェフ(2歳)
2歳になるまでは仮装なんて考えもしませんでしたが、この年から学校が始まり、ハロウィンイベントがあったので仕方なく…という感じで直前に決めたコスチュームがシェフ。もともと持っていたMakiéのギンガムチェックのパンツがいかにもシェフパンツだったのでそこから思いつき、Amazonでシェフジャケットと帽子のセットを購入しました。ハロウィンらしくなるように蜘蛛やコウモリの飾りも。
使用アイテム
・シェフジャケットと帽子セット
・赤いバンダナ
・蜘蛛の飾り(Village Party Store)
・コウモリのアップリケ
・Makiéのパンツ
・泡立て器
ジュゼッペ・ヴェルディ(3歳)
1年前の即席対応を反省し、早めに決定したこの年の仮装は、作曲家のジュゼッペ・ヴェルディ。仮装用のケープは安っぽい生地でいかにも仮装、という感じがするので、どうせならと今後も普段使いできるケープをAmazonで選んで購入しました。5歳になった今でも使っています。白いスカーフはキッチンタオル。右手にはお箸の指揮棒、そして左手に持っているのは、グーグル画像検索で見つけた古い楽譜の画像を印刷し、丸めたものです。
使用アイテム
・黒のケープ
・黒のパンツ
・シルクハット
・白いスカーフ(キッチンタオル)
・指揮棒(お箸)
・楽譜
ピルグリム・ファーザーズ(4歳)
4歳にもなると本人からリクエストが出そうなものですが、あえて聞かなかったので、この年も親の独断で決めたのが、ピルグリム・ファーザーズのコスチューム。17世紀頃にイギリスからアメリカに移ったピューリタンです。この年も、すでに持っていたMakiéの黒いブルーマーからインスパイアを受けて決め、Amazonで帽子、襟、白いタイツ、靴の飾りを購入しました。
使用アイテム
・Makiéのブルーマー
・黒のカーディガン
・黒の帽子
・襟
・白タイツ
・靴の飾り(バックル)
2020年(5歳)
今年は、先月亡くなられたアメリカ最高裁判所判事ルース・ベイダー・ギンズバーグ(RBG)にしようと思いました。もっとも尊敬する女性の一人です。恐らく女の子の間では、今年のハロウィーンで最も多い格好ではないかと思いますが、女性の権利向上と平等のために努めてきた彼女の格好を男の子がすることにも大きな意味があると思ったからです。
しかし遅ればせながら自我が芽生えた5歳児に即却下されました。仕方なく本人の希望を聞き、スーパーヒーロー系かと気を揉むと意外にも答えは「魔女」。RBGを却下したのは女性の格好が嫌だからなのかと思いましたが、魔女を選ぶということはそうではないようです。ちょうど去年のピルグリム用に購入した帽子は魔女用の帽子だったので、そのまま使えそうで、ほっとしています。