2ヶ月ほど前に、「デルーカ家で新しくお気に入りに加わった2つのお鍋」というタイトルで、パンデミック期間に購入した調理器具の中で買って良かった2つのフライパンについて紹介しました。

日本でも「巣ごもり消費」という言葉が生まれたように、自宅生活の質を上げるための商品を購入した人が多くいると思いますが、御多分に洩れず、我が家にも新しいものが増えました。中でも、フライパンも然り、やはりキッチン周りのアップデートが多く、今日はその中から特に買ってよかった3つの家電&アイテムについて紹介します。

1. テクニフォルムのモカマスター

パンデミック以前は家ではハンドドリップでしたが、リモートワークとなり、1日何度も時間をかけてハンドドリップでいれるわけにもいかず、コーヒーメーカーを検討しました。相当な時間をかけてリサーチをした結果選んだのが、オランダのテクニフォルム社(Technivorm)によるドリップマシン、モカマスター(Moccamaster)。

世界で最も美味しいコーヒーを淹れることができる家庭用ドリップマシンとさまざまな媒体で評価されていますが、それも納得の素晴らしいクオリティでした。抽出温度、抽出時間、抽出量が正確に一定で、お湯は9個の穴からゆっくりとシャワーのようにコーヒー粉に注がれるので、均一な蒸らしができ、常に安定したベストなコーヒーがいただけます。

1964年の創業以来からほとんど変えていないというデザインは、彫刻作品のような美しさ。現在もオランダの工場で1つ1つ手作りされているそうで、ときめく要素が満載です。保温機能付きのガラスカラフェの方がよりハンサムですが、煮詰まりを避けるために私はサーマルカラフェを選びました。

タイマーのような気の利いた機能もなければ、パーツも多く決して「便利」なコーヒーメーカーとは呼べませんが、コーヒーの美味しさとマシンの美しさを追求すれば、これの右に出るものはなさそうです。

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テクニフォルムのモカマスター

2. バルミューダのトースター

Giorgioがある日何かで見かけ、「Balmudaっていう日本のトースターがすごく良さそうだから試してみよう」と話してきた時は、その名前を聞いたこともなかったので、かなり半信半疑でしたが、調べてみたら日本では大人気のトースターということをその時初めて知りました。その後すぐ購入しましたが、その時、バルミューダがアメリカ進出してまだ1週間だったとのことで、Giorgioのアンテナ感度の高さに感心したものです。

バルミューダのトースターの良さについては十分語り尽くされていると思うので、わざわざここに書くまでもありませんが、やはりあのかりっと&ふわっと食感は、それまで使用していたトースターとは別格でした。Giorgioは、「目盛りが見えにくい」と定期的に不満をこぼしてはいますが、それ以外は本人もとても満足しているようです。

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バルミューダのトースター

3. ブラバンシアのBoタッチビン

これまで使っていたブラバンシア社(Brabantia)のタッチビンシリーズのゴミ箱が、かなり年季が入ってきたため、コロナ期間中に買い替えました。ブラバンシア社にこだわっていたわけではありませんが、デザインと機能性の両方を満たしたのが、ブラバンシアの新しいシリーズ、Boタッチビン(Bo Touch Bin)でした。

なんといってもこの4本足のあるゴミ箱というのがこれまでありそうでなく、動き出しそうなくらい軽やかな印象があり、ゴミ箱というよりも家具のような雰囲気。これまでのタッチビンシリーズと同様、軽いタッチで開閉ができ、匂い漏れも全くありません。

仕切りなし、2つ仕切り、3つ仕切り、の3種類があり、我が家は前者2つを購入し、ニューヨークの3つのゴミ分別に沿って使い分けています。

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ブラバンシアのBoタッチビン