今日紹介するレシピは、鴨ロースのプルーンソースです。

以前、サンクスギビング用のレシピとして「鴨の丸焼き ブランデーオレンジソース」を紹介しましたが、鴨とフルーツは本当に相性が良いので、ブラックベリーソースやチェリーソースなど、いろいろなフルーツソースと合わせて調理することが多いです。その中でも一番よく作るのが、プルーンソース。プルーンをバルサミコ酢に浸し、さらに赤ワインとオレンジジュースも合わせた、甘みと酸味が絶妙のソースです。

プルーンは、「プルーンのチーズタルト」でも触れたフランスのアジャン産、プリュノー・ダジャン(Pruneaux d’Agen)がおすすめ。大きくて柔らかく、しっとりとしていて、濃厚な風味があります。

鴨胸肉は、ニューヨークの食材店で最もよく見かけるのが、ミュラール種(Moulard)。脂が少なくクセのないマスコビー(Muscovy|日本ではバルバリー種)と、北京ダック(Pekin)を掛け合わせ改良した種類で、マスコビーよりも脂が厚く、北京ダックよりも芳醇な風味が特徴です。

鴨胸肉の下ごしらえは、まず水分をよく拭き取った後、お肉側に薄くついているシルバーの膜を削ぎ落とします。この部分は火が通ると固くなり、お肉が反り返ってしまいます。そしてやはり反り返るの防ぐために、一般的には脂に包丁で切り込みを入れていくのですが、切り込みを入れると火が通りやすくなり、脂身をこんがりカリッと焼き上げるのと同時に、お肉も焼けすぎてしまうため、あえて切り込みは入れていません。反り返り防止のために、お肉を上から抑えています。

我が家は子供がいるのでなるべくお肉にも火が通るようにしていますが、脂を完全に溶かしてカリカリにしつつ、お肉は中がレアでピンクにするのが美味しい鴨ロースであり、難しい部分でもあります。

そして最後に、これはお好みなのでなくても大丈夫ですが、ザクロの実を振りかけます。食感、瑞々しさ、そして甘みと酸味をプラスして、より一層面白みのある仕上がりになります。

この日はクリームポテトと合わせました

鴨ロースのプルーンソース

2〜3人分

INGREDIENTS

  • 6 pitted prunes (about 80g) |[ドライ]プルーン 6個(種なしで約80g)
  • 2 tbsp. balsamic vinegar|バルサミコ酢 大さじ2
  • 1 duck breast (about 1 lb)|鴨ロース[鴨胸肉] 1枚(約450g)
  • Salt|塩 適量
  • 1/2 c red wine|赤ワイン 1/2カップ
  • 2 tbsp. orange juice|オレンジジュース 大さじ2
  • Pomegranate arils|ザクロの実 適量

INSTRUCTIONS

下準備

  1. プルーンをそれぞれ4等分に切り、バルサミコ酢に15分ほど浸けておく。

鴨胸肉の下ごしらえ

  1. 下ごしらえをする直前まで冷蔵庫で冷やしておく
  2. ペーパータオルで水分をよく拭き取る
  3. 肉側を上にし、シルバーの薄い膜を薄く削ぎ落とす
  4. 焼く直前に塩を両面にたっぷりまぶす

手順

  1. フライパンに鴨肉の脂側を下にして置いてから(油はひかない)中火にかけ、15〜20分焼く。
  2. この時、鴨肉がカールしないように、時々上からおさえる。
  3. 油が出てくるので、その都度ペーパータオルで拭き取る。
  4. こんがりと焼き色がついて、皮がカリっと焼き上がったら、裏返して強火にして3分ほど焼く。
  5. 再度裏返して脂側を2分ほど焼く。
  6. 再度裏返して肉側を3分ほど焼く。
  7. 鴨肉をお皿に移し、脂側を上にして5分休ませる。
  8. その間にソースを作る:
  9. フライパンの余分な油を拭き取り、バルサミコ酢に浸けてあったプルーンを、バルサミコ酢と一緒にフライパンに入れる。
  10. 中火で2、3分炒めてから、赤ワインとオレンジジュースを足して強火にし、半分程度の量になるまで煮詰める。
  11. 鴨肉をスライスしてお皿に並べ、プルーンソースをかけ、ザクロの実を振りかけて完成。

[Photos and styling by Hitomi Watanabe Deluca]