以前にも書きましたが、私の息子は生後上手に寝ることが出来ない子でした。がしかし、息子が1ヶ月半のときに雇ったベビーナース(新生児のケアをするスペシャリスト)の週3回のケアにより、息子の生活はみるみる変わり、その1ヶ月後には夜通し寝るようになり、そしてその半月後には昼寝の時間も一定し、1日の睡眠パターンができあがりました。

それまでが本当に本当に辛かったので、彼女には感謝してもしきれません。

当時私は、どうすれば息子がもっとよく寝て機嫌のいい子になってくれるのか、よくネットで検索していました。ネットで答えを見つけるような内容の質問ではないことは頭ではわかっていても、藁をも掴む思いだったのです。それでも、同じような経験をしている人がたくさんいて、少し気が楽になったのを覚えています。だからこそ、私がベビーナースから教わったことを1人でも多くの方とシェアしたいと思いました。

息子が上手に寝れるようになること、そして息子の1日の睡眠サイクルを一定させることの2つを目標に、彼女から教わった6つのコツを紹介します。

1 「ながら寝かせ」をしない

抱っこしてゆらゆらしていると赤ちゃんが眠くなってきて腕の中でウトウトするけれど、ベッドに置いた瞬間に起きてしまってガッカリ、だとか、授乳してるとそのまま寝たはいいものの体勢変えると起きちゃうので結局ママは休めない、とか、本当に誰にでもある話だと思います。もちろん私もその1人でした。時間をかけて抱っこして寝かせたのに、置いた瞬間に泣かれると、本当にこっちが泣きたくなります。これが「ながら寝かせ」です。

抱っこして寝かせたり、授乳で寝かせたりすると、それがないと寝れない子になってしまうのだそうです。もちろん添い乳や、ベビーカーで歩いてるうちに寝かせるというのも同様。親に手伝ってもらって寝るのではなく、自分の力で寝入ることができるようにさせるのが大事なのです。とは言っても赤ちゃんですから、それをできるようにアシストしなければいけません。

お昼寝なり夜の就寝なり、理想の睡眠時間が近づいてくると、まず抱っこをして、やはりゆらゆらさせます。もちろん赤ちゃんはウトウトし始めますが、ポイントは、ちゃんと寝てしまう前にベビーベッドに置くということ。最後きちんと眠りにつくところは、自分でさせるのです。もちろん最初はうまくいかずに泣いてしまうので、うちの場合は、当時はおしゃぶりが好きだったので、おしゃぶりをあげてなだめていました。確か最初の日は、きちんと眠るまでに1時間くらいかかったと思います。

でも日に日にその時間が短くなり、なんとたった1週間後には、ベビーベッドに置いてから5分くらいで寝るようになりました。本当に魔法のようで感動的でした。しかも抱っこしてからウトウトさせるまでの時間も比例するように短くなったことにも驚きました。小さいながらに、寝る時間というのがわかってくるのだと思います。

ちなみに授乳中に寝落ちしてしまった場合、これが私には衝撃的だったのですが、わざわざ起こします。おっぱいを飲む時間と寝る時間というものの区別をはっきりさせるためだそう。母乳を飲みながら寝ちゃうなんて、それはそれは心地いいことでしょうから可哀想ですが、長い目で見ると、きちんと自分で寝れる方が赤ちゃんにとってもママにとってもいいことなのです。

2 おくるみ

赤ちゃんがちゃんと眠りにつけても、途中で起きてしまう理由のひとつにモロー反射(手足がビクッと動く)があります。そこで役立つのがおくるみ。もちろん、ママのお腹の中にいた頃の感覚と安心感が得られる、というのもおくるみの大事な役目です。

うちの場合、最初の頃は普通のおくるみの巻き方で大丈夫だったのですが、途中からモゾモゾと体を動かしておくるみから手足を出すようになってしまい、そして結果モロー反射で起きるようになってしまいました。そこでベビーナースに教わったのが、必殺ダブルおくるみ。下のイラストがその巻き方です。

これが通常の巻き方。でもこれでは抜け出してしまうようになり…
必殺ダブルおくるみ。まずこの巻き方で巻き、その上から上図の通常の巻き方で重ねます。

このYouTubeビデオだとさらにわかりやすいです。

3 部屋を暗くする

部屋が暗い=寝る時間、ということを覚えさせるために、お昼寝のときもカーテンを閉めて部屋を暗くします。

4 一人にさせる

赤ちゃんをベビーベッドに置いて割とすんなり寝れるようになったら、次からは置いてから眠るより先に、親は退室をします。そうすることによって、一人で寝入る習慣をつけ、途中で目が覚めたときにパパやママを探して泣くのではなく、自分でまた眠りに戻ることができます。

5 泣き声がしたら待つ

大人も同様ですが、赤ちゃんも寝てる時に時々目が覚めます。そのときにまた自分で眠りに戻れるかどうかが、上手に寝れる赤ちゃんかどうかのポイント。最初の頃は、やはり目が覚めてしまうと泣きます。そこで毎回すぐにかけつけてしまうと、やはりそれが赤ちゃんにとって当たり前になってしまいます。ちょっと様子を見て5分くらい待ってみると、実は大体また眠ってしまうことがほとんどです。

6 時間がきたら起こす

うちの場合は違いましたが、お昼寝はよくできるのに夜は寝てくれない、という赤ちゃんの話をよく聞きます。ベビーナースさん曰く、その理由はただただシンプル。それはお昼寝をしすぎているからだそうです。

すやすや寝てる赤ちゃんを起こすことほど勇気のいることはありませんが、赤ちゃんの睡眠パターンを一定させるためには、決めた時間が来たら起こす必要があります。赤ちゃんには、食べたい時に食べたいだけ食べさせ、寝たい時に寝たいだけ寝させるのがいい、ということも聞いたことがありますが、それだとパパやママもその赤ちゃんペースに合わせなくてはなりません。それがストレスにならないのであればもちろんそれに越したことはないと思いますが、私には到底無理でした。1日のサイクルが出来上がることによって、自分の予定も立てることができるようになりました。


以上、ベビーナースから教わった6つのコツ以外に、私が本当に役に立ったと思っているのが、授乳時間や睡眠時間を記録できるアプリ。いろんな種類のアプリがありすぎてどれを選べばいいかわからず、とりあえずいくつも試してみた結果、使いやすさで一番気に入ったのが、Baby Tracker。記録したものをチャートで見ることができるのですが、以下は、息子の生後2ヶ月目(左)とその2ヶ月後の睡眠記録です。その変化は一目瞭然。

赤ちゃんは1人1人それぞれ違うので、ケアの仕方も千差万別。ベビーナースは、彼女の豊富な経験から私の息子に合ったケアをしてくれたのだと思うので、この内容が全ての赤ちゃんに当てはまるわけではもちろんありませんし、日本の育児方法の観点からすると、あまり歓迎されない方法かもしれません。それでも誰かにとって少しでも役に立つ情報であればいいと心から思います。