Instagramでお知らせしましたが、GiorgioのレストランであるGiorgioneが今月閉店しました。私が開店から約20年間大好きで通い続けたレストランです。当日朝の報告だったのにも関わらず、夜には常連客を中心としたGiorgioneファンが入り切れないほど大勢集まり、中には泣き出してしまった人も。私にとっても本当に特別な存在のレストランで、それはそれは悲しいですが、こうして多くの方に惜しまれながら閉店する様子を目にして、誇らしい気持ちにもなったのでした。
さて、今日紹介するレシピは、ペペロナータを使ったパスタ。ペペロナータは、パプリカを玉ねぎやトマトと一緒にクタクタになるまで煮込んだ、イタリアの家庭料理。イタリアの地域によって使う材料やレシピが違いますが、お肉やお魚などのメインの付け合わせとして食べたり、バゲットにのせてブルスケッタとしていただいたり、温かくても冷やしても美味しい、万能ソースです。
ペペロナータは、Giorgioが昔からよく作ってくれる、彼の十八番料理の1つ。我が家でいただく際は、パスタのソースとして使うことが多く、パプリカやトマトの凝縮された甘みがパスタとの相性抜群で本当に美味しく、私もこれまにでに何度リクエストしたかわかりません。
自分で作れるようになってしまうのが嫌で、これまであえて作り方は聞かないようにしていましたが、今回レシピとして紹介するために、初めて作り方を教わりました。
手順は簡単ですが、弱火でじっくりと1時間煮込むので、我が家では週末に作るのがほとんど。密封容器で保存すれば冷蔵庫で1週間はもつので、前述の通り、温め直してメイン料理の付け合わせにしたり、そのまま前菜としていただくなど、非常に便利な使い方ができます。
また、今回紹介するレシピの追加として、オリーブ、ケッパー、アンチョビ、松の実、バジルの代わりにオレガノまたはマジョラム、などを加えるとまた違った味わいが楽しめるので、ぜひいろいろなバージョンを試してもらえればと思います。
デルーカ家のペペロナータ・パスタ
INGREDIENTS
- 1 medium onion|玉ねぎ 中1個
- 2 tbsp. basil|バジル 2-3枚
- 1 tbsp. white or red wine vinegar|白または赤ワインビネガー 大さじ1
- Black pepper|ブラックペッパー 適量
- 1/2 tsp. salt|塩 小さじ1/2
- 2 bay leaves|ローリエ 2枚
- 2 c tomato sauce or canned whole peeled tomatoes|自家製トマトソースまたはホールトマト缶 2カップ
- 1 clove garlic|ニンニク 1片
- 1 orange bell pepper|オレンジパプリカ 1つ
- 1 red bell pepper|赤パプリカ 1つ
- 4 tbsp. extra virgin olive oil|エキストラバージンオリーブオイル 大さじ4
- Spaghetti|スパゲッティまたはお好みのパスタ人数分
INSTRUCTIONS
下準備
- 玉ねぎは薄くスライス
- パプリカ2つは、へた、種、白わたを丁寧に取り、1cm幅に縦長に切り、内側の表面全体を薄く切り取る。
- ニンニクは半分に切る
手順
- 鍋にオリーブオイルと玉ねぎを入れて、半透明になるまで中弱火で約10分炒める
- 鍋にパプリカを足し、軽く炒めたあと、水大さじ1を足して蓋をし、弱火で20分煮る。焦がさないように定期的に混ぜる。
- ニンニクを足し、香りが出るまで30秒ほど炒める。
- トマトソース(またはホールトマト缶のトマトを荒く切ったもの。汁も一緒に。)、ローリエ、塩、ブラックペッパー、ワインビネガーを足し、中火でひと煮立ちさせたのち、蓋をして弱火で1時間じっくりと煮込む。
- 荒く切ったバジルを足し、塩で味を整えて、ローリエとニンニクを取り出してペペロナータの完成。
- スパゲッティを表示通りに茹で、ペペロナータと絡めてお皿に盛る。お好みでパルミジャーノをかけて完成。
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